便利屋の道具について・・・インパクトドライバー編

どんなご依頼でも、とりあえずは道具や工具一式を持って駆けつけますので、よくお客様から「便利屋さんて、いろんな道具を持ってらっしゃるのねえ。」なんて言っていただきます。

そこで今回は、私たちが仕事上使う必須道具のご紹介です。DIYでご購入・ご使用を検討されている方もよろしければご参考に!

なにはなくとも、まずはインパクトドライバーです!

インパクトドライバー、一般の方だと、ドリル、とか呼ぶことが多いのではないでしょうか。もちろん、先端にドリルの刃(ドリルビット)を装着して木材や金属に穴をあけるドリルとしての使用もできます。インパクトドライバーは、モーターの回転力に打撃力を加えて、強力に締め付けや穴あけを行うことができます。建築や内装工事、イベント設営の現場では、必ず皆さん持ってます。通称「インパクト」です。

私が使っているのは、マキタTD090DとマキタTD138Dです。

左の白いのが、マキタTD090Dです。バッテリーは10.8V、ちょっとしたネジの締め付けや細かな穴あけ作業は軽くてコンパクトなコイツが一番です。家具の組み立てや分解にも活躍します。

右の緑のは、マキタTD138D、バッテリーは14.4V。長いビスや固くしまったボルトを緩めるのにはこれを使います。TD090Dよりパワーが強力で、大量のビスを打ち込むような作業には欠かせません。その分、TDR090Dより重く、お値段も高くなりますが。。

一点注意しなければならないのは、インパクトドライバーは強力な打撃力があるため連続して締め付け・緩め作業を行うには最適なのですが、パワーの加減が慣れないうちは難しく、締めつけ過ぎて壊してしまう可能性があります。柔らかい木材にボルトやビスを打ち込んでいると、本当にどこまででも入っていってしまいます。

家の中のネジの緩めや締め付け、たまに家具を組み立てたり、細かいハンドクラフト作業で使ったり、そんな方にはこちらがオススメです!

これもマキタの、DF030Dです。こちらはインパクトドライバーではなく、電動ドリルドライバとよばれるものです。サイズや重さは TD090Dとほとんど同じ、バッテリーも10.8Vで同じものが使えます。こちらはモータの回転力のみで締め付けを行うもので、先端のダイヤルで1~18までパワーの調節ができるのが特徴です。そのため、弱いパワーに設定しておけば、家具の組み立てなどの際に誤って締め付け過ぎて壊してしまう心配がありません(設定したパワー以上の負荷がかかると空回りしてそれ以上の締め付けがストップします)。それと、こちらはケースが黒い布製で、かわいいです(インパクトドライバーのほうは頑丈なプラスチックのハードケースです)。

ご紹介の3機種、全てマキタ Makitaの製品です。現場だと、マキタ派かHikoki(旧日立工機)派に分かれるのですが、国内の職人さんの使っているのは、ほぼこの2メーカーで占められているのではないでしょうか。ホームセンターなどでは格安の電動工具が数多く並んでいますが、やはりモータとバッテリーの信頼度が違います。ご家庭でも長く、大事に工具をお使いになりたい方は、ぜひご検討ください。DIYが一層楽しくなると思いますよ!

さて、インパクトドライバーには普段、プラスドライバーのビットを装着しているのですが、必ず一緒に持ち歩くのがこれです。

ソケットレンチです。6角のボルトナットに使います。ベッドなどの金属フレームの家具にはボルトナットが使われていることが多いので必携です。よく使うサイズは8ミリ~12ミリあたりです。

それと、組み立て家具では、6角の穴の開いたボルトがよく登場します。

左側の長いのが、六角レンチと言われるものです。組立家具を買うと、ネジ類と一緒におまけ(?)についてくることがありますね。これで良いのですが、スピーディーに作業を行うには、右側の六角ビットをインパクトに装着して行います。・・・スピードが違います。手放せません。

以上、便利屋必携のインパクトドライバーと先端工具のご紹介でした。今後も私たちが使う道具類をご紹介していきます!